_2018.07.27_Yuto Yasuda
色持ちをキープする|カラーをした後、気をつけたいこと。
Laughfulで綺麗に染めた髪。
できることならいつまでも綺麗な艶髪をキープしたいところ。
カラーリングを長持ちさせるためのいくつかのポイントをご紹介いたします。
カラー後の3日間で色持ちは変わる
髪のphはもともと弱酸性。ところがカラーをすると一気にアルカリに傾きます。
アルカリ性になることで髪は膨潤し、キューティクルが開き、栄養分や水分、そしてカラー剤も流出してしまいます。
phが自然に弱酸性に戻るまで約3日かかると言われ、その期間のケアによって色持ちは大きく左右します。
まずは3日間、以下のような徹底したケアを心がけてみてください。
・カラー当日はシャンプーをしない
髪の内部に入った染料は、2剤(過酸化水素)と反応で発生した酸素と結びつき、酸化することで発色します。
カラー後は薬剤の反応は終了していますが、その後、その後ゆっくりと空気中の酸素に触れることで色素が定着していきます。
完全に定着するまでに3日~1週間かかると言われています。また、カラー直後は髪のphバランスも崩れていてデリケートな状態。
この期間ずっとシャンプーしないのはさすがに難しいので、せめて染めた当日だけでも洗わないであげましょう。
スタイリング剤が気持ち悪かったり、臭いが気になる場合はぬるめのお湯で流し、シャンプーはせずにトリートメントで仕上げてみてください。
・数日は丁寧なシャンプーを心がけて
次項で詳しくご紹介しますが、髪がデリケートな状態の時は洗い方にも工夫が必要。とにかく優しく扱ってあげましょう。
・しっかりと保湿をしてダメージから守る
カラーリングは少なからず髪にダメージを与えます。もちろんLaughfulでケアは行っていますが、ご自宅でのケアもとっても大切です。
乾かす前やお出かけ前に、ヘアミルクやオイルをつけて保湿・補修をしてあげましょう。
・ヘアアイロンなど、高温を避ける
高温のアイロンによってタンパク変性を起こし、色が流出します。
濡れた髪にアイロンなんてもってのほか。カラーをしていない髪でも絶対にNGです。
なるべくアイロンは使用しない方が良いのですが、使う場合は毛束を薄めに取り、なるべく低温(100〜120度)で、同じ箇所にアイロンをとどめないようにスッと通してみてください。
カラーを長持ちさせるシャンプー法
- ・ぬるめのお湯で洗う(36~38度前後)
- ・洗浄力の優しいシャンプーを使用する
- ・ゴシゴシこすらず優しく地肌を洗う
- ・すぐにしっかりと乾かす(低温設定で)
カラーが退色するタイミングはシャンプーをしている時がほとんど。それゆえカラーリングをしている髪に対するシャンプーにはいくつかのポイントがあります。
1.ぬるめのお湯で洗う(36~38度前後)
カラーによって不安定になっている髪は高い温度に弱く、キューティクルが開いてしまいます。
36~38度のお湯で流してあげるのが理想です。
2.優しい洗浄成分のシャンプーを使用する
一般的なシャンプーは洗浄成分が強く作られていることが多く、色落ちはもちろん頭皮にも刺激になってしまいます。
いわゆるアミノ酸ベースのシャンプーやベタイン系のシャンプーなど、優しいものを選びましょう。
3.ゴシゴシこすらず優しく洗う
乱暴に洗うと摩擦でキューティクルを傷つけ、そのダメージが結果的に色落ちにつながります。
地肌を指の腹でマッサージするように、髪は指を軽く通しながら優しく洗いましょう。シャンプーをしっかり手で泡立ててから洗うのもポイントです。
4.すぐにしっかりと乾かす
シャンプー後はすぐに優しくタオルドライし、できるだけ短時間で乾燥させましょう。ただし熱風は髪に負担がかかります。ドライヤーを同じ箇所に長時間あてない、温風と冷風を交互に使うなど工夫が必要です。
乾燥しすぎを防いだり、保湿・補修をしてくれるアウトバストリートメントをつけるのもより効果的です。
カラー後の異変、アレルギーについて
カラーによって様々な症状が頭皮に出る場合があります。
・頭皮がかゆい・ヒリヒリする・パラパラとフケのようなものが出る
その他にも、お湯がいつもよりしみる・頭皮が突っ張るような感覚になるなどの症状はカラー剤に含まれる過酸化水素やアルカリ剤による刺激性接触性皮膚炎(かぶれ)と考えられます。
もともと皮膚が敏感な方や皮膚バリアが弱っている方に起こりやすい皮膚炎です。
頭皮に直接カラー剤をつけない・カラー剤そのものの刺激を弱くする等の工夫で発症のリスクを抑えることができます。
・カラー数日後にかゆみや違和感・耳や目、顔まわりなどに炎症が出たり膿んでしまう
カラー中は痛み等は特になく、カラー数日後に症状がでる場合薬剤によるアレルギーの可能性があります。
特に多いのが染料に含まれる「ジアミン」によるアレルギー。
アレルギーの場合、重篤な症状を引き起こしかねません。我慢・無理をせず一度医師の診断を受けましょう。
一度発症してしまうと、ジアミンを含むカラーはすべてできなくなってしまいますが、ノンジアミンカラー 、ヘアマニキュア、ヘナ等のカラーは施術可能です。
医師の診断、パッチテストを受けたのちに一度ご相談ください。
なお、カラーによるアレルギーの要因は多数あるのですが、その中で最もアレルギーを引き起こす原因となるのが
【パラフェニレンジアミン】
と呼ばれるもの。
少しでもアレルギー発症のリスクを減らすため、Laughfulのオーガニックカラーは、このパラフェニレンジアミンは含まれておりません。
これも末長くカラーを楽しんでいただきたいというLaughfulの思いからです。
カラーをより長く楽しんでいただく為Laughfulが行なっていること
ご自宅でのアフターケアの大切さをお伝えしてきましたが、どう染めるかが最も重要。
与えてしまった髪のダメージは、元には戻りません。
必ずダメージが生じてしまうカラーだからこそ、Laughfulでは様々な工夫をしています。
①髪や頭皮の状態に合わせた低刺激な処方
②幅広いバリエーションの薬剤
③多種の処理剤によるケア
④炭酸泉、除去剤による徹底した薬剤(アルカリ)除去
まず大切なのは、必要以上に強い薬剤を使わないこと。髪にも頭皮にも余計なダメージを与えないのは大前提。
ジアミンアレルギー発症のリスクを最小限に抑えたり、ジアミンアレルギーの方でもご使用いただけるカラー剤、100%天然成分の高品質ヘナであったりと様々なニーズにお応えできるよう多種多様なカラー剤をご用意しています。
もちろんカラーの残留物質の除去やphコントロールなどはカラーリング(パーマなどのケミカル施術も同様)をされた方全員にやらせていただいております。
カラー剤のチョイスも、髪や頭皮のケアも、しっかりと。
髪へのダメージも頭皮への負担も最小限に、そしてより高いクオリティのカラーをご提供できるようにこれからも日々追求をしていきたいと思います。
※おわりに
〈染料の色移りについて〉
カラー後、ご自宅で髪を濡らすと、キューティクルが開き、髪の中間部に残った染料が流れ出る場合があります。濡れたままの状態ですとタオル、枕等に色移りすることがあります。
乾いていても睡眠時の湿度や汗で寝具に色移りをすることがありますので、ご注意ください。特に暖色系(赤やオレンジなど)は染料が濃いため、より注意が必要です。