現在、世界各国には様々なオーガニック認証がありますが、実は世界的に統一された基準というわけではありません。共通点は多くあるものの細かな部分で、異なっている点があるのです。

ご存知でしたか?

そこで、2010年5月18日、「BDIH」(ドイツ)、「COSMEBIO」(フランス)と「ECOCERT」(フランス)、「ICEA」(イタリア)、「SOIL ASSOCIATION」(英国)の欧州5団体が「COSMOS」を国際NPO協会として設立し、オーガニックと自然化粧品の世界統一基準(コスモス基準)を決めようと動き出しました。

cosmos-organicのマーク

Laughfulが取り扱いを始めたブランドの中にも、こちらを取得しているものがありますのでおってご紹介します。

このコラムでは、オーガニック認証 COSMOS-Standardについて記載しようと思います。ちょっぴりマニアックな内容なので、ご興味のある方は疲れない程度に読んでみてください。笑

オーガニック認証 COSMOS-Standard とは…

本基準は、これまで統一のなされていなかったオーガニック/ナチュラル化粧品の共通要件、及び定義を定めるために、COSMOS-standard AISBL(ベルギー)の設立者であるBDIH(ドイツ)、COSMEBIO・ECOCERT(フランス)、ICEA(イタリア)、SOIL ASSOCIATION(イギリス)によって、ヨーロッパ及び国際レベルで策定されています。

つまり、ヨーロッパの主要オーガニック認証機関が集結し統一の基準として”COSMOS-Standard”を設けましたよってことです。

COSMOS-Standardの定める主要な目標

”現在の行き過ぎた開発や、それに伴う失敗。

これらは私たちの社会(未来)にとって重要な課題となっています。経済発展と社会的責務を調和させ、地球環境のバランスを維持する「持続可能な開発」を確立することは、化粧品に関連する業界に大きく関わるプロジェクトです。

ただし、経済活動において持続可能な開発を目指すということは、生産方法の変更や消費習慣を変えていく必要があります。

オーガニック/ナチュラル化粧品に関わる私たち(COSMOS)は、このような課題や当事者であるという責任を認識し、持続可能な開発におけるオーガニック/ナチュラル化粧品の新基準の設定をさらに推し進めるという志を明確に示します。

持続可能な生産、持続可能な消費のための過程を促進するため、オーガニック/ナチュラル化粧品の業界は、原材料の生産から最終製品の流通までのあらゆる段階で予防・安全の原則に従った以下のような簡潔な規則を用いています。

  • ・有機農業からの生産物の使用を促進し、生物学的多様性に配慮すること
  • ・責任を持って天然資源を使用し、環境に配慮すること
  • ・人間の健康・環境を尊重し、汚染物質を出さない方法で加工・製造を利用すること
  • ・グリーンケミストリーの概念を組み込み、発展させること

最後に、COSMOS-Standardの新側面は、化粧品処方の特殊性及び制約を考慮していることが成功の鍵になる。(特に食品と比較して)

この「グリーンフィロソフィ(環境に対する理念)」及び「持続可能な開発」に積極的に貢献したいという願望を持ち、オーガニック/ナチュラル化粧品の基準を定義し実施することに全力を尽くすことが大切であります。本基準は、将来の革新的な開発に注力しながらも、今現在で行える範囲での技術力を現実的に考慮しています。”

 

コスモス基準の概略

コスモス基準には2種類の認定基準があります。
「コスモスナチュラル」と「コスモスオーガニック」の2つ。

「COSMOS-organic(コスモスオーガニック)」

  • 完成品の最低20%はオーガニックである。
  • 物理処理をした農産物原料の95%以上は有機原料である。
  • COSMOS-naturalの基準を全て満たしている。

「COSMOS-natural(コスモスナチュラル)」

  • 使用されるすべての原料は精査された原料でなければならない。

以下ではとくに「コスモスオーガニック」について基準を見てみます。一般的な自然化粧品の材料は、以下のように区分することができます。

  • ミネラル成分
  • 物理的処理がされた農業系材料
  • 化学的処理がされた農業系材料
  • その他の微量成分

※農業系材料とは、「農業、水産養殖、又は自然採集・収穫に由来する植物、動物、微生物」という規定になっています。

上記の自然化粧品の材料区分を踏まえたうえで、「コスモスオーガニック」認定基準の重要ポイントをまとめると以下のようになります。

  1. 原材料は自然材料(水、ミネラル、農業系材料)を極力、使用すること。なお農業系材料の処理方法は「物理的処理」「化学的処理」の2種類。
  2. 物理的処理を行う農業系材料のうち、95%以上の材料をオーガニックなものにしなくてはいけない。また物理的処理を経る農業系材料は遺伝子組み換え材料を除いたものを使用する。
  3. 完成製品の最低20%をオーガニックとしなくてはならない。(一般的にシャンプーなどの化粧品類の8割近くは水でできているため20%以上はと記載されているようです)
  4. 例外として、リンスオフ製品(Rinse-off product)は完成商品の最低10%をオーガニックとすることが求められる。リンスオフ製品とは、使った後、洗い流すもので、シャンプー、コンディショナー、液体ボディーソープなどがこれに該当します。
  5. 化学的処理を経る農業系材料は、オーガニック原材料を使用し、環境に優しい「グリーン化学」に基づく化学処理を条件にオーガニックの認定対象となることが可能です。ちなみに「グリーン化学」のいくつかの条件をあげると、「原料に対するX線・ガンマ線の照射禁止」、「非持続性成分(生分解性成分)のみが認められている」、「ナノ化したミネラル成分は使用禁止」などがあります。
    2015年1月以降、化学的処理を経る農業系材料に関しては最低30%オーガニック原料使用が求められる予定です。
  6. 水やミネラルはオーガニックとしての認定対象にならない。
  7. 石油化学系の成分や触媒、溶媒を使用してはならない。

2014年12月31日迄は移行期にあるため、例外として化学的処理を経る農業系材料について石油化学系溶媒を使用許可。また完成商品の2%を限度に石油化学成分を許可していたそうです。
許可されていた石油系の合成保存料は、「安息香酸、サリチル酸、ソルビン酸、ペンチルアルコール、デヒドロ酢酸」などです。
そのほかの移行期(2014年12月31日)まで使用を許可されていた合成成分は、乳化剤と洗浄成分として、「両イオン合成界面活性剤」、「非イオン合成界面活性剤」「陰イオン合成界面活性剤」などの合成界面活性剤がありました。

などなど、さらに細かく記載がなされておりますが全てを記載するのは・・・。笑

Laughfulに日本語訳された冊子がありますので、ご興味を持たれた方はお声がけください^^

  • COSMOS-organic を取得したヘアケアシリーズはこちら
  • ORGANICS

まとめ

どんな仕事にも言えることですが、物を消費しながらの活動は切っても切れないことがら。

特に私たち美容業界は薬剤を使用し、それを流します。さらには髪やお肌にも負担をかけますし、パッケージングされた物をどんどん消費していきますからなおのこと意識していかなければなりません。

オーガニックの統一基準ができたことにより足並みはより整い、使用感さえ判断すれば良くなりますので、何を使ったら良いのか悩む心配も少なくなるかもしれません。

このマークの入っている製品を見かけたらサンプルをお試しいただくのも良いかと思います。

 

Laughfulの理念である”末長く楽しめる髪をあなたに”

次世代の大人も子供も、次世代を生きるあなたに対してより良い状態で楽しむことのできるヘアスタイル、それに付随するライフスタイルをご提供していきたいという思いからきています。

こういったことが現代では差別化になっていますが、この理念がお客様にサービスを提供していく上でもはや当たり前のこととなり、別の視点で差別化を図らなければならないような世の中になってほしいですね。

 

少しずつ少しずつですが、環境に配慮した世の中に近づいてきている気がします。

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