_2022.10.13_Yuto Yasuda
カラーの「普通」を見直す|負担なくカラーを楽しむために。
らふるでは毎月カラーリングをする方が増えてきています。
- ・気になる白髪をカバーしたい
- ・綺麗な色をキープしたい
- ・根元のプリンが気になる
などなど理由は様々ですが1~1.5ヶ月置きに染める方が多くいらっしゃいます。
どうしてもカラーは髪を傷ませてしまうもの。ダメージが気になり繰り返し染めるのをためらってしまうこともあるでしょう。
不要なダメージ要因を取り除き、美しい髪を維持する。いつまでもヘアカラーを楽しんでいただきたく、らふるではさまざまな工夫をしております。
カラーリングの「普通」を変える。らふるの工夫と取り組み。
毎月のようにカラーリングを楽しむためには
“カラーリングをする全てのお客様へのカラー中・カラー後のケアを徹底する”。
ことが大切だと考えています。
具体的に行っているのは主にこのようなこと。
- 1.低アルカリ薬剤による施術
- 2.炭酸泉クレンジング・ヘマチン等による残留アルカリの除去
- 3.流出したタンパク質等の補充
- 4.髪のphバランスの正常化
ヘアデザインを通して、いつまでもお洒落を楽しんでいただきたい。らふるのカラーリングはここまでのケアをベーシックとしています。従来、髪が傷むのが当たり前であったカラーリング。しかし、一度傷んでしまった髪は基本的には治りません。大きく傷んでしまってから補修するのでは遅い場合もあるのです。
ダメージを最小限に抑えるために大切なのはそもそも必要以上の強さのカラー剤を使わないこと。お客様の希望のカラーを叶えるための必要最低限のアルカリを判断して使用していきます。
それでも発生してしまうダメージをカラーの行程のなかで最小限に、かつ後に残さないように処理をしています。
カラー時に残ってしまう残留アルカリ(これが残ると色落ちやパサつきの原因に)をしっかり除去し、phを弱酸性に引き戻す。そして流出してしまうタンパク質を補充し潤いを取り戻す。
これらの処理により、カラー後のパサつきや枝毛を抑え、髪にもそして頭皮にも優しいカラーリングが可能となりました。
毎月染めたいけど、頭皮の刺激や髪のダメージが気になりためらっていた。という方もより気軽にそして安心してカラーチェンジや白髪染めを楽しむことができます。
らふる独自のケアによりカラーによるダメージを最小限にとどめる。それをらふるにおけるカラーリングの「普通」にする。
毎月でも繰り返し楽しめるカラーリングはこのような工夫と取り組みによって生み出されているのです。
なぜ傷む?カラーダメージの原因。
ここから先は、カラーによる髪のダメージのメカニズムについて。
どのように髪はダメージしていくのか、知っておくことも大切かもしれません。
ダメージ原因その1 「過酸化水素によるダメージ」
いくら優しいカラー剤といえども確実にダメージはあります。
カラーリング(ヘナ、ヘアマニキュアは除く)は髪内部を刺激から守るキューティクルを、アルカリ性の薬剤で一度開き、髪の元の色(メラニン色素)を脱色したうえで、髪の内側にしっかりと色素を定着させていく仕組み。
カラーのダメージの原因の多くはアルカリ性の薬剤(過酸化水素)等による(要するにブリーチ剤)ものです。
金髪にするブリーチ剤だけでなく、どんなカラーにも必ず含まれる過酸化水素の作用により髪はダメージを受けてしまいます。
それから一度キューティクルをこじ開けた髪はアルカリに傾き膨潤しどうしても開きがちに。特に毛先部分は生えてから長期間が経っているので、何度もカラーを繰り返されるうちに、キューティクルがすべてはがれてしまっていることも珍しくありません。
キューティクルが損傷すると、繊細な髪内部が表面に出てきてしまったり、内部成分が流出してしまうため、よりダメージは加速していき、色の持ちもどんどん悪くなっていくのです。
ダメージ原因その2 「残留アルカリによるダメージ」
残留アルカリとはカラー・パーマ・縮毛矯正などに含まれるアルカリの性質が髪に残っている状態のことを指します。
- カラーやパーマ後しばらくたってから退色やパサつきなどが気になる
- ゴワゴワして広がる
- ハリコシがなくなっていく
など後日顕著に現れるダメージ感は残留アルカリによるもの。
問題なのは残留アルカリはシャンプーではすぐには除去できないということ。
そして落ちずに残ったアルカリ剤が髪にダメージを与え続けるということ。
つまり、シャンプーしただけで終わらせてしまうと帰ってからも髪はダメージし続けていることになります。
髪にアルカリが残っている状態だと、サロンでのトリートメントの効果も薄れ、数日後にはパサつきが気になってしまうことも。このパサつきが気になり、シリコンたっぷりのコンディショナーをお家でつけてみたり、オイルでごまかしてみたり。これはこれで一時的な対処にはなるのですが、根本的なダメージ改善にはならず退色も進んでいきます。
しっかりとカラー施術のタイミングで除去をしてあげることが大切です。
残留アルカリの除去にはphの正常化と適正なクレンジング。
らふるでは、適正濃度の炭酸泉クレンジングやアルカリ除去剤によってしっかり残留アルカリの除去を徹底しています。
これだけでも仕上がりの手触りや色の持ちが全然変わってくるのです。
ダメージ原因その3 「髪のphバランスの崩れによるダメージ」
前項の残留アルカリでも触れましたが髪のphバランスをしっかりと整えることはカラーにおいてとても重要なこと。
phのバランスが崩れることで質感が変化しダメージしやすい状態になります。
※phとは酸性やアルカリ性の度合いを表す数値(1~14)で、数字が小さくなるほど強酸性、大きくなるほど強アルカリ性を表します。
髪がもっとも健康な状態のphは4.5~5.5(弱酸性)です。
酸性に傾くと締まり、アルカリに傾くと膨張しキューティクルが開く性質があります。
この性質を利用してカラーの色素を髪内部まで入れ込むため、カラーリングをすると髪は一気にアルカリ性に傾きます。
- アルカリ性による毛髪の膨潤 → 毛髪の栄養分が髪の毛の外に出る(カラー中)
- 残留アルカリによる毛髪内の油分の乳化(カラー後日)
といったことがダメージにつながってしまうのです。
カラー時のしっかりとしたケアがキレイにつながる
脱染剤もアルカリ剤もカラーリング(ヘナ・マニキュア・一部のノンジアミン カラーは除く)には不可欠なもの。これらがないとそもそも髪は染まりません。とにかくそれらの影響を髪に残すことなくしっかりと落としてあげることが大切。綺麗な仕上がりをキープする秘訣です。
せっかくらふるにいらしていただいたのだから、デザインカラーもファッションカラーもグレイカラーも最大限の処理で。しっかりとしたケアで無理なくお洒落を楽しんでいただきたい。
髪にも頭皮にも、そして地球環境にも優しいカラーリングで心地よくお洒落を愉しむ。
そんならふるの想いが詰まったこだわりのカラー施術を一度、体験してみてください。