_2018.11.18_Laughful
雑誌ヘアメイクのお仕事|Laughfulのこだわりを詰め込んで
Laughfulのコンセプトである『末長く楽しめる髪をあなたに』。
お洒落をいつまでも楽しんでいただけるようにと願いを込めて、Laughfulでは様々な配慮や工夫を凝らしています。
最近はありがたいことにヘアメイクのお仕事をいただけるようになってきました。
雑誌のページの撮影等でモデルさんにヘアメイクをさせていただくのですが、そんな現場でもLaughfulらしさを。コンセプトを日々のサロンワークだけでなくヘアメイクのお仕事にもきっちりと落とし込みます。
先日、Yoginiファッションページのヘアメイクを安田が担当させていただきました。
【Yogini vol.66 11月号(エイ出版社)】
できる限りナチュラルなもので負担なき仕事を心がける
撮影ではコテやアイロンも使うしメイクも何度も直します。そしてなにより長時間。多数のスタイルチェンジでモデルさんの髪やお肌は負担が掛かりがち。
モデルさんにとって髪やお肌はとても大切です。僕が撮影に携わるときはなるべくモデルさんの髪やお肌への負担を少なく抑え、それでいてハイクオリティーな作品づくりを心がけています。
今回モデルさんに使ったファンデーションやリップ、アイシャドウ等はCelvokeとMiMCのもの。
肌、そして心への優しさ、効果を追求。
辿り着いたのは、大自然の恵みがもたらすパワーと、シンプルで研ぎ澄まされた世界観。
天然由来成分をベースに、先進テクノロジーを駆使したスキンケアと、洗練モードを追求した
メイクアップラインを展開するトータルビューティーブランド 「Celvoke HPより」
肌はダメージを受けたからと言って、洋服のように肌を取り替えることはできません。メイクやスキンケアは、一生つきあい続ける肌に、毎日直接のせるもの。だからこそ、MiMCは「何を入れ・何を入れないか」にこだわります。合成着色料、合成香料、合成防腐剤、石油系界面活性剤、紫外線吸収剤、タール系色素、タルクを使用せず、動物実験も行いません。MiMCは、「肌が喜ぶ、効果的」な設計のために、ストイックなまでのこだわりを貫いています。 「MiMC HPより」
天然由来成分にこだわりながら余計なものを使わずにお肌に優しく。それでいて素肌が透けるようなツヤと美しさを創ってくれるコスメたちは、ヨガをする女性のしなやかな芯の強さを表現するのにピッタリです。
多数のスタイルチェンジでもなるべく負担をかけないように。そんな思いからヘアスタイリングに使うのはサロンでもお馴染みのオーガニックなスタイリング剤たち。
ナチュラルなスタイルから、ヨガポーズの時のアップスタイルまで幅広く対応でき、リセットも簡単で負担がかかりにくい。なんといっても現場でエッセンシャルオイルの自然な香りが漂うので、なんだかとっても癒されます。
撮影をさせていただくにあたって髪やお肌、その場の香りや空気、環境にまで配慮しながらヘアメイクできるのは嬉しいものです。
モデルさんは商品ではないし髪も傷む。環境だって有限です。「末長く楽しめる」をしっかりと意識したヘアメイクをこれからも心がけていきたいと思っております。
モデルの雰囲気とイメージの共有
「モデルさんの持つ良さや雰囲気を消さずに仕上がりのイメージとリンクさせる」
僕がヘアメイクで大切にしていることの一つです。
例えば
“充実した休日の最後にヨガに行って、晴れやかな気分での帰り道”
というイメージ。(今回実際に提案されたイメージのひとつです)
モデル、衣装、ヘアメイク、写真すべてが一致することでこのイメージが作り上げられていきます。
ヨガ帰りに巻き髪になっていたら違和感があるし、メイクバッチリでこれからデート!みたいなのも違う。かといって薄すぎるメイクで髪もただの一本縛りだと疲れ切った雰囲気でイメージと合わない。
無理したメイクやヘアはモデルさんの本来の良さを消してしまうので、できるだけ雰囲気にあわせながら良さを引き立てるような作り方を心がけています。
限りなくナチュラルだけどモデルさんの透明感を引き立てるメイクに、ラフに崩したお洒落なお団子スタイル。僕なりの「充実した晴れやかな帰り道」です。再現できているでしょうか?笑
ファッションページにはワンカットずつきちんとテーマがあります。今回はヨガポーズのカットも多く、ポーズに合わせイメージを少しずつ変えながら表現しました。
アクティブなポーズには髪に動きを。
瞑想のポーズには髪に静を。
衣装とのバランスやライティング、レイアウトを考えながらヘアメイクをしていくのは難しいけど楽しいんです。
あくまでメインはモデル。魅力を最大限に引き出せるように
ヘアメイクさんの個性はもちろん大切にすべき。自分のスタイルがあって当然ですが、あくまでメインはモデルさん。そのシチュエーションにはどんなメイクが合うか、どんなヘアが可愛いか、どうあればモデルさんの魅力を引き出せるかを考えて表現していきたいもの。
モデルの魅力を活かすも消すもヘアメイク次第だと思っています。
“どんなところに魅力を感じ、どう活かし、どう表現するか。”
これは日々のサロンワークをしている時もよく思うこと。僕らの仕事はお客様に満足していただけるのが一番です。
「レイヤーは入れますか?」「丸みをもっとつけますか?」「補色で紫入れますか?」
もちろん仕上がりのイメージをお客様と共有することはとっても大切なことです。
しかし、お客様はレイヤーを入れに来たわけでも丸みをつけに来たわけでもなく「可愛く(格好良く)なりに来ている」んですよね。
より魅力を引き出せると思うなら、レイヤーを入れるしいくらでも丸く切ります。(もちろん勝手には切らないので安心してくださいね!笑)
- ・骨格に合うか
- ・ファッションにマッチするか
- ・髪質に合っているか
- ・ライフスタイルに沿えるか
などなど色々加味した上で【お客様に満足していただく】ことを一番に考えながら髪型をつくることを常に意識していく。
ヘアメイクも、サロンワークも。
ひとりよがりにならず、でも魅力をより引き出せるようお力添えをする。
「美容師」という仕事はそんな“縁の下の力持ち”なお仕事です。
謙虚に誠実に。自身の技術に大いに自信を持って、お客様の人生に寄り添っていきたいと思います。
話が逸れてしまいましたが、今回ご紹介した「Yogini vol.66 11月号」は絶賛発売中。
15周年記念号なので、他のページも盛り沢山の内容なので是非お手に取ってご覧ください。
Yogini vol.67(2018.11.20発売)のファッションページのヘアメイクもさせていただいておりますので、そちらも合わせてどうぞよろしくお願いいたします。