_2021.06.01_Laughful
梅雨のお悩みはこれで解決|効果的な湿気対策とは
今年は全国的に梅雨入りも早く、夏も暑くなるのではないかとささやかれています。急な夕立ちや夏のように暑い日もある最近。思い切って早めの湿気対策が大切かもしれません。
髪質やヘアスタイルは違えど、湿気が増えることでそれぞれお悩みが生まれるもの。
このコラムでは、Laughfulがご提案する湿気対策の方法をご紹介いたします。あなたにぴったりな方法を見つけてみてください。
湿気が原因で引き起こされるお悩みあれこれ
湿度や汗などの湿気によって以下のような様々なお悩みが出てきます。
・髪が広がり、おさまらない
・うねりでスタイリングが決まらない
・前髪や産毛がウネウネ・チリチリしてしまう
・髪が細くペッタリとしてしまう
これは実際のお客様の声。この他に、頭皮の蒸れによるニオイやコンディションの低下などのお悩みもありましたが、そちらの対策法については下記のコラムでご紹介しています。
汗をかいてもジメジメしていても、清潔感のある爽やかなヘアスタイルで過ごしたいもの。
ポイントは「収まり」「艶」「シルエット」です。
大きくうねる髪や湿気をふくむとふわふわ広がる髪は、艶をもたせ、シルエットを整えることがポイントです。きれいに収まった髪は清潔感が生まれます。
具体的にLaughfulではどのような対策ができるかご紹介いたします。
[湿気によるうねり・広がりの対策]
1.ストレートパーマ(縮毛矯正)でくせを伸ばす
2.クセが出ても良いヘアスタイルにする。(パーマをかける)
3.髪質改善をしてくれるシステムトリートメントをする
4.クセの発生を抑えスタイリングしやすくなるヘアケア剤を使う
ここでは主に湿気でうねり広がるタイプの髪質へのご提案。お客様の髪質や求めるヘアスタイルによって1〜4を実践していきましょう。
1.ストレートパーマ(縮毛矯正)でクセを伸ばす
クセ毛対策の王道パターン。ストレートアイロンで毎日何度も伸ばすよりもダメージが少なく済みます。湿気で表面の髪がチリチリしてしまう方にも有効。とにかく艶が出て、ボリュームもきれいに収まります。
Laughfulのストレートパーマは薬剤の髪への作用の特性に着目した独自の手法でご提案。根元がほどよく立ち上がり、艶のある自然なストレートヘアに。
1人1人の髪質や仕上がりのイメージに合わせて、薬剤選定やアイロンの仕方を調整しています。
こちらは実際にストレートパーマをかけたお客様。風になびく髪がとってもナチュラル。
髪全体にストレートパーマを施せば、自然でサラサラに。根元の立ち上がりも残せるため、ペタッとせずふんわりと仕上がります。
もちろんコテで巻いたり、ヘアアレンジも可能です。
「前髪だけ」や「耳から前の髪の毛だけ」など気になるところに部分的にストレートパーマをかけるのも効果的です。
2.クセが出ても良いヘアスタイルにする。(パーマをかける)
特にショートスタイルはクセを伸ばすより活かしたほうが良いパターンが多い印象。髪のうねりを計算しながら丁寧にカットすることでご自身のクセとは思えないほどきれいに動いてくれます。
クセを活かしたヘアスタイルはその日によって微妙に変化するため、それもまた楽しめるようカットをさせていただいております。
さらに、緩めのパーマをかけてクセの動きを綺麗に整えたり、強めのパーマをかけて無造作にスタイリングをするのもおすすめです。
3.髪質改善をしてくれるシステムトリートメントをする
湿気によってクセが出てしまうのは、髪内部のタンパク質のバランスの乱れが原因。そのため、ケラチンなどのタンパク質で内部の栄養素を補うことでクセの発生を抑えることができます。
Laughfulが提案するトリートメントは、しっかりとカウンセリングを行い、髪質・求める仕上がり・お悩みに合わせてオーダーメイドで行うもの。
11種類の高濃度なトリートメントから1人1人の髪質に合わせたセレクトします。
ストレートパーマのようにまっすぐにはなりませんが、髪質が改善されることで毎日のスタイリングが格段に楽に。表面のチリつきやうねり、広がりも抑えてくれます。
4.クセの発生を抑えスタイリングしやすくなるヘアケア剤を使う
シャンプー・ヘアマスク・オイルトリートメントなどのヘアケアの製品の中でも髪の広がりを抑制してくれるものもあります。
oggiotto INPRESSIVE PPT SERUM MS/SERUM MASK MM
洗いながら髪を補修してくれるoggi otto(オッジオット)シリーズのモイスチャータイプ。
数種類のタンパク質が髪の内・外部に作用して髪質を向上。オーガニックオイルや植物エキスも豊富に含まれておりしっとりした洗いあがり。うねりやパサつきを抑え、湿気で広がる髪をきれいに整えてくれます。
湿気を吸って広がる髪は、もともと潤っていれば湿気を吸いにくく広がることも少なくなります。髪質やヘアスタイルにあったスタイリング剤を使い、正しいヘアケアの仕方を覚えることがこれからの梅雨の時期を気持ちよく過ごす秘訣です。
では、そもそも髪はどうして湿気によってうねり・広がりが出るのでしょう。
ここから先は原因とメカニズムについてのお話です。
湿気による髪のうねり・広がりの原因とメカニズム
汗や湿度の高い梅雨時期など、湿気によって髪がうねるのは、
「髪内部の水分バランスが崩れている」のが原因。髪にダメージがある方や、クセ毛の方は髪の毛の内部の水分量が偏っています。
特に梅雨になると湿気が多くなり、髪は必要以上に水分を吸収します。
健康で湿気の影響を受けにくい髪は、乾いた状態で約10%の水分を含んでいますが、梅雨時期は更に水分量が増え、髪が膨潤状態(浮腫んだような状態)になり、うねりが強くなっていきます。
そのうねりに大きく関係しているのは髪の結合の中のひとつ「水素結合」。
水素結合は、髪に水分を含む(濡れる)と結合が切れ、乾くと繋がる性質があります。
髪を洗って真っ直ぐにブローしたのに髪が濡れると元に戻ります。これは髪が濡れたことにより水素結合が切れることで生じるもの。
湿気によって水素結合が切れることで髪がクセのある状態に戻ろうとしてしまう為、雨や湿気の多い梅雨時期には「クセ」が酷くなると言われています。
クセ毛の原因は毛根の歪み・毛穴の詰まり・ホルモンバランス・髪のダメージなどがあります。もちろん遺伝の要素が強いですが、頭皮環境や髪のダメージを改善することでクセが緩和されることは大いにあります。
[髪のダメージを最小限に抑え、クセの緩和に繋げるLaughfulのこだわり]
髪が傷んでしまうとキューティクルが剥がれ、栄養分が抜け、水分を多く含みやすくなります。余計な水分が髪に入り込むことでクセが出やすくなります。
髪はキューティクルを開いたり閉じたりすることで、髪内部の水分量をコントロールしています。しかし、カラーやパーマなどのケミカルダメージ、紫外線や過度のドライヤー、アイロンなどの熱によるダメージでキューティクルが破損することで水分の出入りが自由になってしまいます。
水分をコントロール出来なくなったダメージ毛は外気の水分を吸収します。必要以上に水分を吸収した部分が膨張することこそが髪のうねりの原因。
推奨しているストレートパーマやクセを生かすパーマも、少なからずダメージはあります。
クセを治したくて(活かしたくて)おこなった施術で、より扱いにくくなってしまったら元も子もありません。
「できる限り髪に負担をかけずに施術をしたい!」
そこで、Laughfulでは施術時にこんなルールを設けています。
”_らふるのこだわり 1
カラーやパーマなどのケミカル技術の施術をご希望のお客様の髪と地肌に、極力負担をかけぬよう残留物を取り除くことをルールとし、ケミカルメニューをお選びのお客様には、炭酸泉クレンジングなどのアフターケアを無料で施術させていただきます。”
私たちはただスタイルを提案するだけでなく、お客様の髪や頭皮を良い状態に保てるような施術を心がけております。
カラーやパーマの後の残留アルカリは10日ほどで自然酸化していきますが、やはりその間はダメージが進行してしまいます。切れ毛や枝毛の原因にもなりますし、それこそクセが出やすくなってしまう。
髪と地肌への負担を最小限に。
いつまでも楽しめる髪をご提供しています。
ダメージケアをすることで格段に梅雨時期が乗り越えやすくなり、恵みの雨として楽しめるようになるかもしれません。
[毎日のケアがとても大切]
クセが多めにでてしまう原因として毛穴の詰まりやホルモンバランスの崩れなども挙げましたが、これらの改善はお家でのケアがとっても重要です。サロンケアをしっかりしても、根本が見直されていなかったら良い状態を維持することは難しくなります。ストレートパーマをかけたときも、トリートメントをした時も、毎日のケアで髪と頭皮のコンディションは大きく変わります。
簡単に実践できるお家でのケア方法をご紹介いたします。
・正しいシャンプーを行う
・頭皮マッサージをする
頭皮や毛根を清潔に保ち毛穴の詰まりを防ぐだけでなく、血行の促進にもなります。直接クセ毛の改善というわけにはいきませんが、頭皮環境を整えることはとても大切。洗い過ぎによる乾燥にも気をつけましょう。
・栄養バランスのいい食事
・良質な睡眠をとる
・冷え対策
など生活習慣を整えホルモンバランスが崩れないようにすることも大切です。
…
湿気の強い季節はクセが出てしまって大変ですが、これまで述べたような改善方法がたくさんあります。サロンケアとお家でのケアはどちらも大切。切っても切れない関係です。一見大変なようですが、実はいたってシンプル。クセのコントロールも意外に簡単なのです。
どんな髪質の方でも、日々楽しく過ごしていただけるように。我々美容師として、少しでもお力添えをできれば良いなと思います。