_2018.03.02_Laughful
前髪を1分で直す
「前髪がうまくいかない!!!!」
お悩み率ナンバーワンの厄介者。いくら綺麗なカラーリングをしていても、可愛いウエーブでも前髪がきまらないと台無しに。
こんなお悩みをよく耳にします。
- ・ぱっかり割れてしまう
- ・浮いてしまう
- ・思った方向に流れない
- ・美容院で見たときより短い(バラバラ)
朝起きたらスゴいことになっている方も多いのではないでしょうか。
直そうと試行錯誤してもうまくいかなくて朝からイライラ。
なんだか気分が上がらないままお出かけ。
そんな方のために、おうちでの簡単な前髪のスタイリング方法をご紹介いたします。
時間がない朝でも1分でできる(!)
根元の作り方(乾かし方)
ぱっくり割れてうまく決まらない前髪。
私たち美容師はどのように直しているのでしょうか。
典型的な割れてしまった前髪がこちら。
ここまでクセがついてしまうと、いくらアイロンを入れて頑張ってみても・毛先をささっと濡らしてみても、なかなかうまくいかないものです。
1.まず一度根元からしっかり濡らしましょう。
断言します。乾いた状態のままだったり、毛先をささっと濡らしたぐらいだと直りません!!
美容師さんでも割れてしまった前髪は根元まで必ず濡らします。
お風呂上がりなどの場合は前髪の根元が乾いてしまう前にドライヤーで形を整えることが大切です。寝起きの場合は潔く濡らしましょう。
割れてしまっている部分を中心に、地肌に塗り込むようなイメージで濡らしてあげると効果的です。
2.割れているところをまたぐように左右から引っ張って乾かします。
当然ですが、ドライヤーを使わずに自然乾燥させただけではクセは取れません。
しっかりと手でとかしつけ、引っ張りながら割れている部分をまたぐように矢印の方向に風を当てこすってください。
ここで割れた部分を両側から引っ張ることで、根元が均一に整いクセが抑えられ素直に下におりるようになります。
このときに前髪より外側(こめかみあたり)の髪も一緒にもってきてあげるとより良いです。(戻したときにお顔周りにキレイに沿うようになります)
それぞれ交互に8割くらい乾くまで繰り返し続けてください。クセが強い方は特にしっかりと引っ張り(痛くない程度に)、根元にしっかりドライヤーをあてることを意識してみてください。
3.前髪の上から生え際までこすり降ろすように乾かします。
細かく左右に手を動かし、割れていたところを中心にこすります。
一度ではなく繰り返し行ってください。前髪が浮きやすい方は特にここを念入りに。
ほぼ髪が乾いたところで、割れが直っているか一度チェックしてください。
直っていなければ2に戻ってください。よほどのクセでない限りキレイに直っているはずです。
4.上記と同じ乾かし方で、冷風をあてて冷まして仕上げます。
髪は温まってから冷えたときに固まる特性があります。
こすりながらドライヤーの冷風をあてることで固まり、キレイな状態がキープされるので割れやクセが直ったら、かならず冷やして固めて仕上げましょう。
また冷やすことで髪のキューティクルが閉じ、ツヤも出てきます。
乾かしすぎに注意しながら冷風を当てて完成です。
※お風呂上がりは前髪だけでなく、乾かしたあと全体に冷風をあてながらとかしてあげるとツヤも出て寝グセもつきにくくなるのでぜひお試しください。
【まとめ】
前髪はクセがつき割れやすい。
その原因はシンプル。
短くて、さらに生えグセも強いことが多い部位だからです。
前髪にツムジがある方も多く、これがなかなか厄介なのです。(安田もその悩みを抱えた一人。)
直そうとちょっとお水をつけて梳かしてみたり、毛先だけをブローしてみたりアイロンしてみても、一度ついてしまったクセはなかなか直りません。
なぜなら。
前髪トラブルの原因は『根元』にあるから。
割れてしまうのも、うまく流れないのも、浮いてしまうのも。
すべては生えグセの強い『根元』が原因なのです。
前髪のトラブル(割れ・浮き・バラツキ)は上記で説明した乾かし方でしっかりと解決できます。うまく流れてくれないのも実は根元の方向が原因なのです。
一度キレイな生えグセに直してから巻いたりアイロンをいれてあげると驚くほど素直に流れてくれるはず…。
しっかり濡らす→左右に乾かす→上からこする→冷風を当てる
の流れを覚えると忙しい朝でも、前髪は1分で直せます。
是非、実践してみてください。
【おまけ】どっちに分ける?前髪の分け目が与える印象
前項では簡単な前髪のスタイリング法をご紹介しましたが、今度は前髪の分け目によって変わる印象のお話です。
例えば右分け(右から左へ流す)前髪は女性らしく奥ゆかしいフェミニンな印象に、
左分け(左から右へ流す)は可愛らしくガーリーな印象になります。(もちろんお顔立ちにもよりますが…)
これは顔が持つ特性が大きく影響しています。
顔の右半分は
- 知的
- 理性
- クールさ
左半分は
- 優しさ
- 柔らかさ
- 暖かみ
が表れます。
計算や文字を読むなど難しいことをする左脳と顔の右側、アートや音楽などを感じる時に反応する右脳と顔の左側が、交差するようにつながっているためといわれています。
たとえば
仕事や面接など、しっかりした印象を与えたい時は右目を出すように
プライベートで人と会うときや、デートの時など可愛らしい印象を与えたい時は左目を出すように
といったように分け目を変えてみても良いかもしれません。
もちろん長さや軽さによっても印象は変わりますが、キリがないのでそこは美容師さんと相談しながら…笑
前髪の具体的な長さ・形が決まらなくても、雰囲気やどう見せたいかなどをお伝えいただければイメージにあった前髪をご提案いたします。