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笑顔が続く美容室 らふる|らふる 其の二

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_2019.09.06_

ヘアカラーは薄毛の原因に??女性の薄毛問題と今日からできること

いまやほとんどの女性に経験があるヘアカラー。根元が気になって毎月染めている方も多くいらっしゃいます。

僕自身お客様によく聞かれるのが、

「カラーってハゲますか?」とか

「若い頃にブリーチをしていたのですがヤバイですか?」とか。

ヘアカラーの多様性や普及が進み、手軽に髪を染められるようになった今日。様々な疑問や不安が生まれてきているようです。

ヘアカラーと薄毛の関係

結論から言うと、カラーが薄毛の直接の原因になることはないです。

ただし、もちろん頭皮に刺激やダメージはあるため、カラーの塗り方や頻度、後処理には注意が必要です。

むやみやたらに強いカラー剤を頭皮にベタベタ塗っていたら。それがもし毎週くりかえされていたら。さすがにハゲるかもしれません…笑

通常のヘアカラーや白髪染めは「酸化染毛剤」で染めています。この酸化染毛剤は1液、2液を混ぜ合わせて使うのですが、どちらも頭皮にとって刺激があります。カラー中、頭皮にピリピリとした痛みがある場合は、薬剤の刺激よる頭皮の炎症。頭皮に傷等があった場合にも現れます。

「痛くないですか〜?」

カラー中に美容師さんにほぼ100%聞かれると思います。

痛いけど言えず我慢してしまっていた方。やめましょう。笑

その部分の薬剤を取り除いたり、頭皮保護のお薬をつけたりと様々な対策もできる他、次回のカラーの強さ選定の目安にもなります。我慢せずに美容師さんに伝えてくださいね。

カラーの負担を減らすことが大切

薄毛の直接の原因にはならないヘアカラーですが、頭皮への負担はなるべく抑えていきたいもの。

枝毛、切れ毛だらけになると、薄く見えてしまう可能性もあります。

カラーで心掛けたいのは

  • ・カラー剤のアルカリを弱いものに(適正な強さに)
  • ・カラー後の残留物をしっかり取り除く
  • ・頭皮や髪を保護・補修する

といったこと。詳しくは下のリンクにて。

→カラーやパーマとうまく付き合うために。←

いつまでもカラーを楽しめるように、適切なヘアカラーを行なっていきましょう。

気になる女性の薄毛。原因と対策法

薄毛といえば男性がなるもので、女性には無縁。かつてはそのような考えが一般的だった気がします。

しかし現代ではたくさんの女性たちも薄毛に悩んでいます。

人に相談もしづらいし、調べてもよく分からない。美容師さんに聞いても「細いだけですよ〜」とはぐらかされてしまう。

気になる薄毛と向き合うためにも原因はしっかりと把握しておきたいもの。

カラーやパーマが直接の原因ではないとしたら、どんなことが薄毛につながってしまうのか。詳しくお話しいたします。

なぜ抜けるのか。薄毛のメカニズム

毛髪はいつも成長し続けているわけではありません。

一定期間成長すると、自然に抜け、ある期間になるとまた新しい毛髪が生えてきます。この毛髪が生まれ変わる周期をヘアサイクルといいます。

毎日50~150本程度の毛髪が抜けていき(休止期)、同じくらいの数だけ生えてきます(成長期)。この休止期が短いほど健康な髪に育ちます。

逆に、休止期が長くなるほど生えてくる量も減り、毛髪自体も細くなりついには生えてこなくなります。薄毛、脱毛はこのヘアサイクルに何らかの異常が起きたことが原因となっているのです。

なお、上記の通り1日に150本も抜ける時期もあります。

カラーなどを繰り返している髪は切れ毛もあり、これ以上の髪が落ちることに。

特にロングヘアの場合、150本以上の毛のボリュームはなかなかのもの。

これだけ抜けても通常なので、シャワー時に排水溝に髪がごっそり詰まっていてもあまり心配はいりません(髪を1日縛っていた場合、抜けた髪が落ちずに過ごし、シャワーの時一気に流れるのでよりビックリするかも。)

※抜け毛なのか、切れ毛なのか、正常なのか、心配な場合お気軽にご相談くださいね

女性の薄毛は男性と違う

男性と女性では薄毛のメカニズムが違います。

 

男性の場合、発症に男性ホルモンが関与しているAGA(男性型脱毛症)が多く、

女性の場合、女性ホルモンが減少するため、相対的に男性ホルモンが優位になり発症するFAGA(女性男性型脱毛症)が多いです。

その他にも分娩後脱毛症(いわゆる産後の抜け毛)や円形脱毛症などがあります。

AGA(男性型脱毛症)

男性ホルモンの働きによる脱毛症。聞き覚えのある方も多いかと思います。

男性ホルモン(テストステロン)が毛包のなかに存在するⅡ型5aリダクターゼという酵素と結びつき、「ジヒドロテストステロン(DHT)」という物質を生み出します。

DHTが毛乳頭細胞に存在する男性ホルモン受容体と結合することにより、ヘアサイクルが乱れ、成長期が終了してしまいます。

そのため毛髪が太く長い毛に成長する前に抜けてしまいます。十分に成長しない細く短い毛髪が多くなることで、全体として薄毛が目立つようになります。

FAGA(女性男性型脱毛症)

女性の薄毛には様々な原因(下記項目参照)があると言われていますが、主な原因はFAGAによるもの。

前頭部のヘアライン(生え際)の後退はなく頭皮全体の毛が薄くなるため、脱毛部の境界がはっきりしません。男性型脱毛症と同じく、成長することを休んでしまう休止期毛の割合が多くなり、その結果抜け毛になってしまいます。

こちらは女性ホルモンの減少により、体内のホルモンバランスが崩れることが原因

女性ホルモンには毛根の細胞にある「発毛促進シグナル」を増やす作用があり、女性ホルモンが減少すると この「発毛促進シグナル」も減っていきます。

女性は当然卵巣から女性ホルモンが分泌していますが、同時に副腎から男性ホルモンも分泌しています。通常は、圧倒的に女性ホルモンの量が多いので、仮に薄毛になる遺伝子を持っていたとしても薄毛にはなりません。

しかし加齢とともに女性ホルモンの分泌が徐々に衰えるため、男性ホルモンとのバランスが崩れてきて、頭部全体が薄くなってきます。そしてそのうえ毛も細くなってくるので、人によっては以前と比べて極端に毛量が減少した状態となり、悩むことになります。

女性の薄毛の原因

女性は本来、女性ホルモンの働きにより、遺伝的な薄毛の影響は受けにくいはず。

女性の場合は遺伝以外に

  • ・老化によるもの(FAGA)
  • ・ストレス
  • ・極端なダイエット
  • ・過度なヘアケア
  • ・生活習慣

など様々な原因の影響により薄毛を引き起こします。

【老化によるもの】

細胞自体の老化や動脈硬化による循環不全などのため、次第に毛包が消えていきます。年齢とともにこの傾向が強くなり、特に60歳を越えると大なり小なり、誰にでもこうした影響が見られます。

【ストレス】

人は日々ストレスを感じながら生活しています。特に女性は仕事や家事、育児やご近所・親戚付き合いなど様々なストレスの形があります。

ストレスにより交感神経ばかりが働くようになると、頭皮の毛細血管が収縮し、血流が滞ります。酸素や栄養は血液を通して運ばれますが、血流が滞ることで、毛根に栄養が行き届かなくなります。そのため、いくら栄養を摂取しても毛根に届かず、髪の毛の成長ができなくなってしまうのです。

【極端なダイエット】

無理なダイエットを繰り返すと栄養失調状態になります。身体はもちろんのこと毛の組織も栄養失調に陥り、成長期の毛もその状態を維持できなくなります。その結果、休止期毛が増えて脱毛してしまいます。毛根にも栄養が必要なのです。

【生活習慣】

運動不足、飲酒やタバコ、睡眠不足なども薄毛の要因になり得ます。

お酒は肝臓に負担がかかり、髪の主成分であるタンパク質が作りにくくなったり、たばこに含まれるニコチンは血管を収縮させ、ストレスと同様に血液量が減り、栄養が運ばれにくくなり、髪の毛をつくる毛根に充分な栄養が届かなくなってしまいます。

偏った食事も頭皮への栄養の不足やホルモンバランスの乱れを引き起こすので注意が必要です。

【過度なヘアケア】

髪を清潔に保とうと1日に何度もシャンプーしてしまったり、リンスやトリートメントを過剰につけてしまったり、無理なブラッシングで引っ張ってしまっていたり。

日常のヘアケアのシーンでも、頭皮への負担は意外にかかっています。

シャンプーの洗浄成分が強い場合や、きつく縛っていたり、分け目がいつも同じだったりと、原因になりうる事柄は日々の生活の中に潜んでいます。


 薄毛にならないために、今日からできること

女性の場合、薄毛にはストレスや生活習慣などが大きく関わっていると述べました。

頭皮の血流をよくする、栄養をしっかりとるなどの基本的なことが健康な髪への第一歩です。

【しっかりと質の良い睡眠を】

髪は睡眠中に成長します。毛根に栄養素が運ばれるのは睡眠中が最も効率が良いからです。また、22時~明け方までの睡眠が身体にとって最も睡眠に適した時間といわれ、この時間帯の睡眠は多くの成長ホルモンが分泌されますので老化防止にも効果があるとされています。

質の良い睡眠のために、寝る前にはスマホを控えたり足元を温めたりするのも良いですね。

【適切なヘアプロダクトをつかう】

洗浄力の強すぎるシャンプーや過度につけるワックス、スプレーなどは避けたいところ。

特にシャンプーは皮脂を落とし過ぎてしまい、それを補おうと結果的に過剰に皮脂を分泌します。

お肌に優しいプロダクトを適切に使い、頭皮環境を整えていきましょう。

正しいシャンプーの方法を実践するのも大切です。

美容師が教える正しいシャンプーの仕方←

【頭皮・首のマッサージ】

頭皮の血流は、髪の成長に大きく関わります。

シャンプーの時などにマッサージをしてあげると血流がよくなり効果的。

ご自宅でのケアのポイント←

美容院でのヘッドスパは頭皮の正常化と血流促進に大きな効果をもたらします。

また、マッサージによりリラックスすることで副交感神経が優位に立つので精神面からの薄毛にも効果が期待できます。

Laughfulが推奨するクレイスパ←

頭皮だけでなく、首や肩をほぐしてあげることでより効率よく頭皮に血液が流れます。

コリをためないのが大切なのですね。

【バランスの取れた食事を】

髪の健康にとって、普段の食事から得る栄養はとても大切です。

毛細血管によって運ばれてきた栄養や酵素を、毛根部分にある 「毛乳頭」 が取り入れ、その栄養や酵素を 「毛母細胞」 に受け渡します。それにより細胞分裂がおこり、細胞分裂によって作られた組織が髪の毛となります。

しかし身体は、生命維持にとって重要なところに優先的に栄養を運びます。生命維持には直接関係ない髪の毛に栄養が運ばれてくるのは後回しになってしまいます。

要するに充分な栄養を摂取しないと毛乳頭まで行き渡らずに他の組織に吸収されてしまうのです。

たんぱく質・ビタミンB群・亜鉛などを意識しながら、バランスの良い食事を心がけましょう。特に「イソフラボン」「亜鉛」には脱毛ホルモンを抑制する効果が期待できます。

大豆、レバー、緑黄色野菜、牡蠣などを普段の食事に取り入れてみてください。

薄毛に悩む女性の方へ

現在薄毛に悩む女性は10人に1人と言われており、今後も増えていく見込みです。

10代・20代女性で悩んでいる方も多く、今や薄毛は男性だけのものではなくなってきています。

その背景には、現代社会におけるストレス、ダイエット、スマホの普及などによる生活習慣、ヘアスタイルの多様化など様々な原因があります。

前項でもご紹介しましたが、その全てを改善することは不可能な話。

自分なりに、どれか一つでも気にかけてみてください。小さなことの積み重ねがより良い頭皮をつくります。

よく寝てみたり、マッサージしてみたり、気分転換してみたり。

髪を縛るときに、優しくまとめるのも実は大切。

あ、Laughfulに癒されにくるのもオススメですよ。笑

薄毛が目立たないヘアスタイルや、ヘッドスパなども効果的です。

まずは薄毛の原因をしっかり理解したうえで、一度生活を見つめ直し、薄毛の進行をとめられると良いですね。

今現在、進行してしまった薄毛に対して、優秀なお薬や治療法もあります。

本当に優秀です。

「薄毛は治せる時代」

あまり考え過ぎず、ストレスをためず、一度お医者さんに相談してみるのも良いと思います。

いきなりお医者さんはコワイ!という方は、Laughfulでこっそりご相談くださいね。